異空間

異空間を題材とした展示の紹介です。

キャンバスを異空間の窓に見立て、

様々な場所に棲む生きものたちの世界を表現しています。

鑑賞者が旅するように体感できる空間を意識してつくりました。

小さな頃から広々とした空間や狭い小さな空間が好きで、

どこまでも続く空や遠景を眺めては空想に浸っていました。

幼少期は特に身体が弱かったこともあり、

絵本や図鑑を読みながら想像力を育みました。

初めて創造して描いた作品は、海中空間のドローイングです。

どこまでも広がる海中空間。

自由に泳ぐ魚たち。

うねうねと動くタコ。

海底の砂や石。

海老や揺れ動く海藻。

6~7歳の頃、生きものたちが自由に暮らす海中空間に惹かれ、

夢中で何枚も作品を描いていました。

創造の世界を構成する面白さやどこまでも広がる空間。

描いている時の魚たちと一緒に泳ぐような体感や楽しさ。

今でも鮮烈に覚えています。

私は大きな作品を描くことが多いです。

鑑賞者に追体験してほしいという気持ちとともに、

自分自身も作品の世界の中に入り込みやすいからです。

作品の世界の中を旅するように鑑賞してほしい。

展示会場全体を生命力空間に変化させたい。

自分の中の体感型アートに対する願望に気づき、

展示空間全体をより意識して制作するきっかけになった展示です。