日本について

海外で暮らした経験は、日本や世界を俯瞰的に客観的に見る力をつけてくれたように思う。

自由なだけではなく、厳しい現実がある海外。

窮屈なだけではなく、恵まれた環境でもある日本。

結局どこで暮らしても窮屈な部分はあるし、自由になれる部分はあるんだろうなと感じた。

憧れではなく、ありのままの姿を知ることができたことは良かったと思う。

海外滞在中は日本に帰国したくてたまらなかったのに、帰国後は海外が恋しくなるという矛盾。

それは、日本国内においても言えることでもある。

故郷を旅立ったことがある人は、誰でも感じる郷愁なのではないだろうか。

結局、自分で暮らしやすい環境を作っていくしかないのかもしれない。

日本の美術館で今まで見てすごくよかった展示は、

京都国立博物館での伊藤若冲展と東京都現代美術館でのデイヴィッド・ホックニー展、

東京国立近代美術館でのピーター・ドイグ展だ。

どの展示もすごく満足度が高かったし、目が悦んだ。

美術館で作品を鑑賞すると、勉強になることが多い。

やっぱり、私は美術が好きだなぁ。

これからも、好きな世界で生きていきたい。