自己紹介

私は平面と立体を制作している美術家です。

幼少期から紙や粘土でつくることや絵を描くことが好きでした。

いつも何かをつくったり、考えたりしていました。

いろいろ試しながら一人で考える、静かな時間も好きでした。

特に粘土は素材の触感や何度でも形を作り直せる部分が面白く、

様々な形を再現して遊んでいました。

遊びながら形づくりの基本を学ぶ経験が、

立体制作につながるきっかけになったように思います。

平面は鉛筆を使用して一本線で形を描くことが多く、

観察しながら描くことが得意でした。

消しゴムを使用せず、集中して描く。

今でも、真っ白な画面に線で描くことが得意です。

絵本や生き物の図鑑、本を読むことも好きで、

世界を旅する空想をしながら想像力を育みました。

初めて創造の世界を描いたドローイングは、海中空間です。

幼少期に培った生き物への興味や創造力は今も制作の原点であり、

生命力への渇望と自由への願望は今も私の制作の原動力になっています。

図工や美術の授業は、自分の中で神聖な時間でした。

絵具を使用した表現方法や様々な素材を学び、観察力を養いました。

どうすれば良い作品をつくれるか、自問する。

真剣に課題に取り組んだ経験は、今も自分の財産になっています。

13歳の時に50号サイズの油彩画を制作し、

材料の面白さや大きなキャンバスを描く楽しさに目覚めました。

筆遣いやペインティングナイフの表現方法。

油彩素材の使いやすさや作品効果に夢中になりました。

画家になりたいという気持ちは強く、

中学生の頃には美術関係の大学に進むことを決めていました。

高校や予備校で表現方法の幅広さを知り、発想力を鍛えました。

京都市立芸術大学・大学院で、6年間油彩画を学びました。

美術を専門に勉強できる環境はとても楽しく、

自由な雰囲気や制作環境で表現力や発想力は研ぎ澄まされました。

今の制作につながる多くのことを学び、成長する日々でした。

美術家として生きる道に進むことを決意したのもこの時期でした。

大学時代は人物画を描き、空間に興味を持ち始め、

大学院では動物へとモチーフを変え、画面の中に複数の空間を描きました。

卒業後は幼少期に描いた海中空間を題材とした大作を描き、

インスタレーションに興味を持ち始めました。

私は鑑賞者とつながるアートを追究しています。

油彩画では体感型アートに取り組んでいます。

キャンバスを窓に見立て、生きものたちが棲む異空間を描いています。

鑑賞者が追体験できるように、大作を描くことが多いです。

立体作品では生命力の抽出や鑑賞者との対話型アートに取り組んでいます。

空間全体で生命力を表現する展示空間を鑑賞者に提供するとともに、

私自身も生命力という安心感に包まれています。

制作や展覧会を通して、美術家として大きく成長していきたいと思います。